2024年も終盤に差しかかる中、**Usual(USUAL)**が主要ベンチャーキャピタルから注目を集めています。Binance Launchpool上場後、業界トップのVCから追加の資金を確保し、RWA(現実資産)セクターへの投資家の信頼を示しています。
主要VCからの資金調達で1,000万ドル獲得
Usualは、米国財務省のT-Billsに裏付けられた**ステーブルコイン「USD0」**を中心に展開するプロジェクトです。T-Billsから得られる利回りを活用し、USUALとUSD0を通じて投資家に利益を分配します。
最近、Binance LabsとKraken Venturesが主導するシリーズAラウンドで1,000万ドルを調達しました。その他、Coinbase VenturesやWintermute、Ondoなども参加しています。さらに、OKX VenturesもUsualへの投資を行いました。
市場の反応 ― USUAL価格は26%上昇
このニュースを受けて、USUAL価格は26%上昇し、約1.3ドルで取引されています。
公開された資金調達総額は1,850万ドル、時価総額は6億ドル超。完全希薄化後の評価額は50億ドル超です。現在の流通量は総供給の12%(約4億9,400万USUAL)で、2028年まで毎日少なくとも320万USUALが市場に出る予定です。
USD0ステーブルコインが急成長
Usualの主力ステーブルコイン「USD0」は急速に成長しています。RWA.xyzによると、時価総額は2024年半ばの約2,000万ドルから14億ドル超へ拡大。直近30日間で237%増となり、今月最も急成長したステーブルコインとなりました。
市場全体でもステーブルコインの競争は激化しており、新規プロジェクトも登場しています。例えば、BlackRockのBUIDLに裏付けられた「USDtb」や、Rippleの「RLUSD」などです。
まとめ
Binance LabsやKraken Venturesなどの主要VCからの投資は、Usualの信頼性と注目度を大きく高めました。
USD0の急成長もあり、RWAを基盤としたステーブルコインの可能性が投資家に評価されていることが分かります。
今後は、毎日のトークンアンロックや市場競争の影響が注目される一方で、UsualがRWA+DeFiを活かした新たなインフラとして成長できるかが重要なポイントとなりそうです。